本日、サクラサイト被害全国連絡協議会が開かれ、
弊所から、平野、岩城が参加しました。
6月24日に、愛知県弁護士会で開催しました、
「SNS・アプリ経由の海外投資詐欺110番」について、
全国でも開催することとなりました。
情報通信・決済に関する技術が発達し、
LINEやFacebook、Instagram、Twitter、WechatなどのSNS、
マッチングアプリや語学学習アプリ等をきっかけに、
海外FX・仮想通貨(暗号資産)の投資詐欺や、
マルチ/ねずみ講の被害、
投資用マンションの被害、
サクラサイト詐欺や情報商材詐欺被害などの、
消費者被害に遭うケースが増えています。
被害者側が、加害者の情報として、
LINEなどのSNSや、マッチングアプリなどのアカウント名しか分からず、
警察に相談しても、なかなか動いてくれないという場合に、
被害者側としては、LINEなどのSNSや、アプリの業者に対し、
加害者の特定に繋がる情報を教えてほしいと思うはずです。
しかし、LINEなどの業者が、被害者側に対し、
加害者の特定に繋がる情報を開示しないケースが多くみられます。
LINEなどのSNSや、マッチングアプリなどのアプリ業者は、
必ずしも、詐欺や消費者被害の加害者から、
被害者であるユーザーを保護していないのです。
SNS業者・アプリ業者は、
現代社会のコミュニケーションのインフラとなっているにもかかわらず、
上記のような対応を続けていること、
加害者特定のための仕組みを構築していないことには、
非常に大きな問題があり、
これら業者の被害者対応自体、社会的に非難されるべきではありますが、
現時点では、
消費者(被害者)が保護されているとは言い難い状況にあるため、
消費者のみなさまにおかれては、
LINEなどのSNSやアプリのアカウントしか分からない人と親しくなり、
その後、お金を振り込むよう求められたり、
仮想通貨(暗号資産)を、指定のアドレス宛に送信するよう求められても、
決して応じないようにしてください。